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こまむ亭落語見物 3連発! [落語]

最近はこまむ亭に落語を観に行く機会も多くなってる私、4月前半に行ったレポートを。

まずは4月14日(日)は、古今亭佑輔独演会「ユー are レディー??」に行ってきました。
「佑輔」という芸名ですが、相模原出身の女性落語家ですよ。なのでそんなタイトルに。
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古典落語を3席。私はかなり前、前座の「金原亭乃ゝ香」時代に一度見た記憶があります。
この日のお客さんは8人。ごらんのように美形の彼女なんで、男性客がほとんどでしたね。
芸風は極めて普通。古典をきっちりやる感じですね。上手いんやけど、何かが足りない?
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それが何か、はっきりわからないけど、彼女なりのパーソナリティが無いことなのかも。
今後、女流噺家としてどの路線で行くんだろうか・・・?大きなお世話でしょうが(^▽^;)
次回、もう一回観てピンとこなかったらもう行かないかも。お煎餅は彼女のお土産です。
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そしてその翌日 4月15日(月)は、金原亭小馬生独演会「小馬生渾身二席の会」へと。
こちらはバリバリの真打さんですよ。今年の2月「馬玉」から「小馬生」に改名しました。
兄弟子を追い抜いてこの名前を師匠からもらうって、もうポスト「馬生」が決まり?!
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やっぱり切れ味が昨日と全然違うわ!同じ古典落語なんですけど、やっぱり上手い~!
「渾身二席の会」の通りネタは崇徳院と百川。真打さんは、3席もやれへんのね(^▽^;)
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お客さんは確か16人。昨日の倍ですね。やっぱりお客さん多い、盛り上がりますよね~。
師匠が会をやる時は毎回来てくれる、コアなファンの方も多数。ありがたい話ですよね。
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以前、馬玉時代に、ニューキャッスルが色物で出演させてもらったご縁もありまうよ~。
実は9月に、きゃらめる企画主導の落語会をセッティングすべき画策中だったりします!


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さらに2日後の 4月17日(水)は、三遊亭落花山独演会「俺も二刀流」へ行ってきました。
なんで「二刀流」かと言うと、落花山さんは大阪出身で、あえて東京で落語家になって、
江戸落語をやる傍ら、上方落語もやってるのです。これは関西人の私には気になる存在。
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ネタはまず、江戸落語で桃太郎、上方落語で天狗刺し。仲入り後に、江戸落語で阿武松。
どれも東西のイントネーション入り混じるし、あちこち噛むわ、ネタは言い間違えるわで
見てて辛いです。かなり期待してたんですが、正直がっかり。いやむしろ怒りが・・・。
明らかに練習不足!桃太郎なんて、前座の頃から何万回も稽古してるはずちゃうのん?!
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打上げ時にご本人に「どっちにも悪影響がでてるんで、二刀流なんてやめるべき!」と
正直な感想を申し上げました。言葉を武器として戦う噺家にとって、ネイティブの言葉と
第二言語を自然に使いこなすなんて、普通の噺家の三倍くらい努力せんと無理なのでは?
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こんな風に4日間中の3日、がっつり落語を観てきたわけですが、小馬生さんの総合力の
高さがくっきり見えてきた感じでした。う~む・・・、落語って難しいですね・・・(-_-;)





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コメント 15

kinkin

落語三昧だったのですね・・・^^;
by kinkin (2024-04-29 04:19) 

さる1号

二刀流、確かに難しそう
ついつい地のイントネーションが出てしまうのでしょうねぇ
by さる1号 (2024-04-29 10:01) 

溺愛猫的女人

なるほど~落語は難しいですね。
by 溺愛猫的女人 (2024-04-29 11:38) 

Boss365

こんにちは。
佑輔さん「上手いんやけど、何かが足りない?」なる程です。金原亭小馬生さんは『もうポスト「馬生」が決まり』の文字あり、流石で盛り上がったみたいですね。三遊亭落花山さんの二刀流ですが「いやむしろ怒りが・・・。」の文字あり、中途半端は危険、極めてから披露です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-04-29 13:00) 

くまら

久し振りにプロ野球観てて面白いと思った1日でした
このまま勢いに乗ってくれれば・・・
by くまら (2024-04-29 19:01) 

marimo

先月訪れた滋賀県の石山寺の広場(屋外)で
寄席が開催されていて、
笑福亭笑利さんが「鯉つかみ」を披露していました。
by marimo (2024-04-30 07:27) 

トモミ

何事も、芸の道は厳しい!!

by トモミ (2024-04-30 18:19) 

まつき

4日間で3回とは落語三昧ですね~!
何かが足りない→やっぱり上手い→むしろ怒り・・・と、
バラエティに富んだ3連発ですねぇ(^^;
by まつき (2024-04-30 20:11) 

ブリザド

こまむ亭という同じフォーマットゆえに、
噺家の方々の差異をより明確にするんでしょうね...
by ブリザド (2024-04-30 22:26) 

よーちゃん

>kinkinさん
はい~、行けるうちに行っとこうと思ってたら
結果的にこうなってしまいました(^▽^;)

>さる1号さん
特に言葉ってちょっとでもなまりが出ると
すぐ感じてしまうので、使い分けは至難の業かと。

>溺愛猫的女人さん
わざわざ東京の師匠を選んで入門してるのに、
なぜ上方落語を出してくるのか真意がわかりませんわ。

by よーちゃん (2024-05-01 09:34) 

よーちゃん

>Boss365さん
佑輔さんは、今後もっと自分特有の個性の伸ばし方が出れば
大化けする可能性はあると思いますが、彼女次第でしょうね。
落花山さんは、江戸落語をまず極めて欲しいと切に思います!!
お客を怒らせる落語ってどうよ~(^▽^;)

>くまらさん
連日の兎退治、お見事ですっ!
怪我人も多い中、若い人も伸びてるみたいだし、
まだまだこれからですって~!

>marimoさん
おお!そうなんですね。
笑福亭笑利さんは私も1月末、生で観ました!
ハプニングをネタにできる即応力ある方と思います。

by よーちゃん (2024-05-01 09:34) 

よーちゃん

>トモミさん
落語って日本語でしゃべるだけの芸なんで
私のような素人にもうまい下手がバレやすい芸かと。

>まつき
ほんま、まさしく3日間それぞれ違いすぎっ!
上手い方で揃ってくれたら良かったんですが(^▽^;)

>ブリザドさん
なるほど、確かにそうですよね~。
3日とも、同じ空間、同じ高座設定なのに、
違いが明確に出た3日でした!

by よーちゃん (2024-05-01 09:34) 

凸椪

「こまむ亭」には未だ行ったことがありませんが、佑輔さん・楽花山さんとも諸事情で師匠を変わっておりますなっ!?楽花山の方は故・六代目圓楽師の弟子から、同師亡き後、小円楽師の預かりとなって再起。佑輔の方は古今亭志ん輔門下へ移籍。両者とも二つ目としてこれからの芸人。
by 凸椪 (2024-05-01 18:15) 

Rchoose19

小馬生さんになられて益々ご活躍なのですね♪
以前、馬玉さん時代に3席伺いましたが、
楽しませていただきました♪
途中でお子さんが袖に来ちゃったときの
優しいお父さんの顔が、今も目に焼き付いてます♪
よ~ちゃんさん主催の落語会、楽しそう!

by Rchoose19 (2024-05-02 07:49) 

よーちゃん

>凸椪さん
そうなんです。本当の事情はご本人しかわからないでしょうが
死別でない限り、師匠を変えて再出発はかなりの重大事。
遠回りになるのは否めないですが、自分で決めた事だし、
精進してもらいましょう!

>Rchoose19さん
あ、あののげシャーレの独演会の時のことですよねっ!
ああいうアットホームな瞬間は寄席定席ではありえないし
貴重な瞬間を体験できたと思いますよ~。
主催の落語会、追ってまた告知しますのでご期待を!!

by よーちゃん (2024-05-05 08:51) 

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