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高田郁 「八朔の雪」 [本]

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読書家のkeroyonさんが感動で鳥肌たったという
時代小説短編集。これは読んでみんとあかんよね!
初めての高田郁作品でしたが、感動でした~!!

主人公の澪ちゃんは関西人。ある深い事情で東京の
蕎麦屋さんで働きながら艱難辛苦を乗り越えていく
お話ですが、成功したと思ったらすぐ次の困難が
登場するという半端ない受難っぷりです。
でも健気に頑張る澪ちゃんと、周りの人達の人情が
めっちゃ暖かくてほっこりした気分になれます。
良くできた江戸落語の人情噺を彷彿とさせますね。

keroさんも書いてたけど、高田さんの料理の描写が
とにかく秀逸!味や香りまで、伝わってきますよ~。
「とろとろ茶碗蒸し」なんて、もう垂涎(≧∇≦)
これは第10巻まで読んでしまいそう~。


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